【本音】キンクミこと『金田久美子』振り返って、話す想い!!


■11年ぶりの2勝目、いまあらためて振りかえってみてどんな想いがありますか?
 
「とりあえず、初優勝の時なんかより全然嬉しかった。11年前に初めて勝った時、私は生意気だったのですぐに次も勝てるって思っていました。もちろん結果としては1勝目もすぐに勝てたわけじゃないしそれなりに苦労もしてましたけど、まぁそんなことはたかが知れてて……いま思えば」

「勝てないんじゃないかなっていうレベルまで悩んだことがなかったから……。プロテスト落ちたり、1年目は上手くいかなくて。アマチュアでスポットで試合に出てポンポンって結果が出てというのはあったけど、1年間試合に出るってなると体力もなかったし……」
 
「ただ当時は、どうやってやったら勝てるのか? どうすればいい? っていうある意味前向きな考えばっかりというかそういう感じだったんです。でも今は若い人も強い人が多いですし、自分なんかもう勝てないんじゃないか? って思ったことも何回もありました」
 
「っていうかずっとそういうことばっかり考えていて、だったらゴルフやっていてもしかたないんじゃないかとか。やっぱり1年目に勝った時に悩んでいたことよりもっと重かったし、もっと遠かったんで優勝っていうことが。だからその分本当に2勝目が嬉しかったし凄い重かったです。いい意味の重さっていうんですかね」

■優勝して正直ここまで反響が大きくなるって想像してましか?
 
「いや、ホントにそう思いましたし、手のヒラ返しじゃないけど、あれだけ散々練習してないとか、あーでもないこーでもないって散々書かれていたんですよ。私やっぱりね、自分でも練習しているとかいうタイプでもないし、まぁそういう話にならないと周りの人もみんな言ってくるじゃないですか、勝ったら。練習していたよとか。でもまぁそういう機会もなかっただろうし……。SNSとかで凄い言われたんですよ。メンタルがいい時はいいんですけど……。元々叩かれるのは慣れてるから、私は慣れてるほうだと思うんですけど、それでも結構きつかった。頑張っている分きつかった。けど、勝ったら手のヒラ返しじゃないけど、悪いコメントなんてひとつもないし、ほんとビックリしました」
 
「みんなが何か言うとそれに乗るような部分はある。悪く言うとそれにみんなが乗っかってくるみたいな。でも優勝したらこんなにも応援してくれている人が実際はいたんだなって。こんなにもおめでとう!って言ってくれるとは思ってなかったし」
 
「ただ逆に2勝目をしたらもっと達成感があると思っていたんですけど、割とそういうのはなかったです。でもホっとはしています」
 
「私のお母さんとか、次勝ったら(2勝目を挙げたら)子供産んだら? とか言ってました。私は子供が好きだから子供は産みたいんですよ。そんなことをよく言われていたけど、そんなんじゃなくて、純粋に「あっ、もっと頑張りたい」っていう気持ちが勝った後もあったし、逆にこんなにも達成感がないし、でもまあとにかくホットしたっていう感じでした」
 
「結婚もしていないけど、子供はめちゃくちゃ好きなんで。第2の人生には子供がいなかったら私は何をしたらいいのかわからないです。男がいいです。女は生意気だから嫌だ。自分みたいなのが生まれてきたら毎日ケンカしそうです」(笑)
 
「男の子だったら何となく甘々になりそう。とか言ってるけど結局どっちでもいいですけどね。子供は可愛いから」


■結婚の予定は?
 
「ないです、ないない。難しいですね……結婚にいいイメージもないし…。
私の家庭環境的に……」
 
■結婚に対するこだわりとか、これはこうじゃなきゃとかそういうのはある?
 
「あっ、そういうのまったくないです。私、几帳面じゃないから。でもいろいろやってくれる人が旦那さんになってくれたらいいです!」(笑)
 
■SNSについてのお話しがありましたが、最近ではサッカーワールドカップでのコメントなど、勝っている時と負けちゃった時で真逆のコメントとかあったりしていますが、どうお考えですか?
 
「あれってホントにあれで……って、あればっかり。何言っているかわかりませんね」(笑)
 
「他のプロゴルファーとかでもそうで、成績悪いと凄い叩かれちゃう。SNSに上げたいことも上げれないというか、それで心も病んでしまう。私は現役中にユーチューブ始めたら叩かれると思っているから、やりたいなって思ったこともあるんですけど、結局やっていません」
 
「そういう叩かれるようなことがあった時に耐えられそうになかったから、想像した時に。そういうのってしょうがないけど前に出ているから、でもアスリートだし、わかります? 芸能人じゃないし……。ちょっと違うと思う。でもまぁ世間一般からしたら有名人ってことで一緒かもしれないです」
 
「でも前に出たいわけじゃない人もいるじゃないですか。自分の仕事を頑張っているだけの人とか。その一環でメディアに出ちゃう? っていう人たちにとっては辛いと思う。やっぱり努力してない人なんていないと思うし、試合に出ている人たちって。だからそういう人たちにいろいろ言って、その人の心を潰しちゃうというか。しかも急にワってこられたら結構心病んじゃうと思います」
 
「そういう意味で今の若い子たちって、活躍して勝ったとしても全然変わらないんです。私たちの時代だと、勝ったら急に態度が変わった人とかいたんですけど、今の若い子はそういうのないです。まったく変わらないしみんないい子なの。何なんですかね? ほんとにみんないい子なんです。一喜一憂しないというか。悪いコメントがあったとしても気にしないのかな?私たちの世代とは違うんですかね?」

■なるほど、確かにそうかもしれませんね。今回はお話しいただきありがとうございました。