no title
ドライバーや7番は練習不要!? 「100切り」を“最短”で目指す方法とは?

ゴルフは幼少期からやっていた人よりも、ある程度年齢を重ねてから始める人が多いスポーツです。30~40代からゴルフを始めて、最短でスコア「100」を切るためにはどのような練習が効果的でしょうか?

まずはショートパットから

友人や同僚から誘われたことがきっかけで、ゴルフを新たな趣味として始めた人も多いでしょう。

スコアのカギを握るパッティング 写真:AC
スコアのカギを握るパッティング 写真:AC

ゴルフは生涯スポーツと呼ばれることもあり、競技寿命が長いことも特徴の一つですが、幼少期からやっていた人と、30~40代になってから始めた人では、技術や習得スピードに差が出てしまうのは当然のことかもしれません。

 アマチュアは、大人になってからゴルフを始める人が大半です。それでも、せっかく始めたなら「上達してスコアアップを目指したい!」と考える人が一般的でしょう。

 では、30~40代からゴルフを始めて、一つの目安である「100切り」を最短で達成するためには、どのような練習が効果的でしょうか?

 レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。

「年齢にかかわらず、まずショートパットから練習して、徐々に距離を伸ばしていく練習法が効果的だと考えています。私の場合、ジュニアゴルファーをプロにしたいと親御さんからレッスンをお願いされることがあるのですが、最初は50センチのパッティングから練習をさせます」

「50センチのパターが100%入るようになったら、次に1メートルのパターを練習し、それが7~8割入るようになったら、今度は2メートル、その後5メートル、8メートルの距離を2パットで入るように練習します」

「そうすると、早い人で1カ月、時間がかかる人でも3カ月程度で、10メートル以内は確実に2パットでカップインできるようになるはずです」

 関氏は、次のステップとして、以下のように話を続けます。

「次に、グリーンの外から8番アイアンの転がしで乗せる練習をしましょう。それができるようになったら、30~50ヤードをアプローチウェッジで打つ練習をし、50ヤード以内を3打で回れるように目指します」

「50ヤード以内の距離は、いわゆるハーフショットなので、その打ち方で7番アイアンやドライバーを打ってみると、飛距離こそ出ないものの、パチンとそれなりに打つことができるはずです。これができるようになれば、100切りは達成できるでしょう」

 関氏は「50ヤードまでがゴルフ人生の宝物になるので、集中的に練習しましょう」と話し、このような手順を踏んでしっかり練習に取り組んでいけば、30~40代からゴルフを始めても、半年から1年以内には、高い確率で100切りができると言えそうです。

練習前のウォーミングアップも忘れずに

いきなりのフルショットはケガにつながります 写真:AC
いきなりのフルショットはケガにつながります 写真:AC

100切りを目指そうと、熱心にゴルフと向き合うのは良いことですが、忘れてはいけないのが練習前のウォーミングアップです。ケガ防止の観点からも、必ず行うようにしましょう。

 ゴルフは、そこまで激しい動きをするイメージがないので「ウォーミングアップなしでも大丈夫だろう」と考える人がまれにいますが、その考えは危険です。

「20代後半くらいまでは、準備体操をせずにドライバーを振っていても、体を痛めることはなかったですが…」と自身の経験を踏まえつつ、関氏は次のように話します。

「実は、ゴルフはボールが一番遠くに飛ぶスポーツで、クラブは体への負担が意外と大きい道具です。特に、年齢を重ねている人は、いきなりフルショットをせず、素振りやハーフショットから始め、徐々に体を温めていきましょう」

 ゴルフの練習というと、ボールをガンガン打ち込むイメージがあるかもしれませんが、まずはショートパットから始め、50ヤード以内の短い距離をしっかりと打つ練習こそが効率的な上達につながります。

「100切り」を目指して日々、練習に取り組んでいるゴルファーは、参考にしてみてはいかがでしょうか。

<こんな記事も読まれてます。>

【動画】ティーショットを成功に導く? 渋野日向子が実践する“ウォーミングアップルーティン”実際の映像

全米女子プロゴルフ協会(LPGA)のインスタグラム(@lpga_tour)