『優勝賞金10万円!アマチュアでも賞金が獲得できる
   ゴルフトーナメントが参加者募集中』

優勝賞金10万円! アマチュアでも賞金が獲得できるゴルフトーナメントが参加者募集中
…ルール改正でアマチュアでも賞金が受け取れるようになった アマチュアゴルファーを対象にした賞金つきトーナメントが2022年から開催されており、2年目の…
(出典:e!Golf)
※プロ以外は、アマチュアですが、プロ顔負けのアマチュアやプロテストを合格できないアマチュアもいます。賞金がかかると、相当レベルは高いだろうな・・・
ゴルフのルールが改定され、アマチュアでも賞金を受け取れるようになりました。
そこで、アマチュアゴルファーを対象に賞金が受け取れるトーナメントが登場。
一体どんなトーナメントなのでしょうか。

ルール改正でアマチュアでも賞金が受け取れるようになった

 アマチュアゴルファーを対象にした賞金つきトーナメントが2022年から開催されており、2年目の開幕を祝うオープニングパーティーを実施するというので会場に足を運びました。

 このトーナメントは「アスリートゴルファーズ選手権」という名称で昨年初開催され、シングルスの「THEトーナメント」とダブルスの「THEダブルス」を合わせて40試合ほど関東で開催しました。延べ人数約1200人が参加し、大いに盛り上がったそうです。

 今年はシャフトメーカーのKBSを冠スポンサーに迎え、「KBSアスリートゴルファーズ選手権」として18歳以下の「THEユース」も新設しました。

2023年からシャフトメーカーの「KBS」を冠スポンサーに迎えた「KBSアスリートゴルファーズ選手権」
2023年からシャフトメーカーの「KBS」を冠スポンサーに迎えた
「KBSアスリートゴルファーズ選手権」

 最大の特徴は、予選、ブロック決勝、チャンピオンシップ(全国決勝)、すべての段階で賞金が出ることです。
予選が優勝3万円、2位1万5000円、3位1万円、ブロック決勝が優勝5万円、2位3万円、3位2万円、チャンピオンシップが優勝10万円、2位5万円、3位3万円です。

「アマチュアゴルファーが賞金をもらったらアマチュア規定違反になるんじゃないの?」と思った方は、ゴルフ規則に詳しいけど最新版にアップデートされていない人です。

 2022年1月1日から700ポンド/1000ドルを超えなければ賞金を受け取っていいという規則が発効されています。日本円では10万円以下と規定されています。

 この大会を発案したアスリートゴルファーズ選手権事務局代表の高橋雄平さんは次のように語ります。

「僕はワンウェイゴルフクラブ(茨城県)に所属している競技ゴルファーで、コースの競技委員もやっていますから、ルールのセミナーにも参加していました。ですから2021年の時点で、2022年からアマチュアに賞金が出せることになりそうだという話は聞いていました」

「『だったら賞金を出す大会をやったら面白いよね』と、ゴルフ仲間と話をしていて、友達と3人で始めました。こんなに大きくなるとは思っていなかったのですが、意外と楽しんでくれる選手が多かったです」

「シングルスは1月にワンデイトーナメントを開催した後、2~4月にウインターシーズンの予選とブロック決勝、4~6月にスプリングシーズンの予選とブロック決勝、6~8月にサマーシーズンの予選とブロック決勝、8~10月にオータムシーズンの予選とブロック決勝を行ないました。そして11月にPGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)でチャンピオンシップを開催しました」

「各予選の上位40%がブロック決勝に進出し、ブロック決勝の上位25%がチャンピオンシップに進出するという仕組みになっています。昨年の参加資格はJGA(日本ゴルフ協会)/USGA(全米ゴルフ協会)ハンディキャップ12以下(自己申告可)で、2022年に30歳以上になるゴルファーが対象でした。関東のトップアマの方がたくさん参加されて、非常にレベルの高い大会になりました。チャンピオンシップの優勝スコアは3アンダーでした」

「優勝した石井啓太選手は、KBSさんのご厚意で2023年はシャフトのモニター契約選手として1年間プレーします」

「昨年は関東ブロックのみの開催でしたが、今年は北海道ブロック、東北ブロック、中部ブロック、関西ブロック、四国ブロック、九州ブロックも開催しますので、参加資格をハンディキャップ18以下に設定しました」

「また、今年は18歳以下のユース部門も新設しました。ジュニアの試合にも賞金は出せるのですが、それは時期尚早と考えておりますので、今年は出しません。ただ、優勝した選手がKBSシャフトのモニター契約権を獲得できるのはTHEトーナメントと同じです」

明るくて楽しいアマチュアのトーナメントを目指している

 この大会を設立した高橋さんには、次のような思いがあります。

「僕も10歳からゴルフをやっていて、いろんなアマチュア競技に出場してきましたが、語弊があるかもしれないですけど暗いじゃないですか。個人個人は明るくて楽しい人たちが多いんですけど、全体で見ると “村”みたいな雰囲気があります」

「何かを変えたいと思っていたところに、賞金というのがモチベーションの一つになり、明るく楽しんでいただけるような大会が作れるのではないかと感じました」

チャンピオンシップで優勝し「KBS」シャフトのモニター契約選手となった石井啓太さん
チャンピオンシップで優勝し「KBS」シャフトのモニター契約選手となった石井啓太さん

「競技ゴルフを一生懸命やっている選手は、お金と時間に割と余裕がある人が多いんですけど、そういう選手が1万円の賞金を取るのに熱くなっているという話を聞くと、『帰りにメシを食ったら終わりじゃん』と思いながらも、うれしい気持ちになります」

「ユース部門を新設したのは、僕の父親が生前にモータースポーツの草の根イベントを運営していまして、あの世界にはスカラシップというシステムがあるんですよ」

「『このカテゴリーで、ここまで行ったら、メーカーがタイアップします』というスカラシップがあり、それと同じ仕組みをゴルフでも作りたくて、KBSさんにお願いしたら快く引き受けてくださいました」

「将来的にはウッドはこのメーカー、アイアンはこのメーカー、シャフトはKBSさん、グリップはこのメーカー、ボールはこのメーカー、アパレルはこのブランド、みたいな形にして、『これで1年間頑張ってね』みたいなパッケージを作りたいんですよ」

「ウチの試合に出て優勝したらこういう権利が得られるというのを明文化し、それに選手がアタックしてきてくれたら、ちょっと面白い形になるんじゃないかなと思っています」

 2023年大会は「THEトーナメント」の関東ブロックウインターシーズンと「THEダブルス」関東ブロック冬の陣の予選が2月から始まります。「THEユース」は6~8月に予選とブロック決勝が開催されます。

 興味がある人は大会ホームページや公式SNSをチェックしてみてください。申し込みはスポーツエントリーのホームページで受け付けています。

(出典 @golf_ema)